SetFont

テキストを出力する際のフォントを指定する。 TCPDFで配布される標準フォントか、もしくはAddFont()で追加したユーザーフォントを指定する。 フォントサイズのみを変更する場合には、SetFontSize()を使用する。 1ページ目を作成する前にこのメソッドを使ってフォントを設定できる。 標準フォント・ファイルは以下の場所に配置する事。

publicメソッド、Version 1.0~

書式
SetFont( $family, $style, $size, $fontfile )
戻り値

(な)し

要素(パラメータ)
string $family

AddFont()で追加したフォント名もしくは以下の標準フォント

  • times (Times-Roman)
  • timesb (Times-Bol)
  • timesi (Times-Italic)
  • timesbi (Times-BoldItalic)
  • helvetica (Helvetica)
  • helveticab (Helvetica-Bold)
  • helveticai (Helvetica-Oblique)
  • helveticabi (Helvetica-BoldOblique)
  • courier (Courier)
  • courierb (Courier-Bold)
  • courieri (Courier-Oblique)
  • courierbi (Courier-BoldOblique)
  • symbol (Symbol)
  • zapfdingbats (ZapfDingbats)

''空文字を指定するとこれまで使用していたフォントが使われる。

string $style ''

フォント・スタイル

  • 空文字: regular
  • B: ボールド
  • I: イタリック
  • U: アンダーライン
  • D: 取り消し

もしくは、上記の組み合わせ。既定値は'標準'、また'Symbol'か'ZapfDingbats'フォントを選択した場合、ボールドとイタリックは無効。

float $size 0 フォントサイズ(ポイント数)、省略時は現在までのフォントサイズ、ドキュメント開始時点では12pt。
string $fontfile '' フォント定義ファイルを指定、フォント名とフォントスタイルから規定される名称。
float $size 0 フォントサイズをポイントで指定する。 初期値は現在の大きさ。 一度もフォントサイズが指定されていなければ12が設定される。
string $fontfile '' フォントファイルを名前で指定する。 フォント名はフォントファミリーとスタイルが定義されている必要がある。 小文字で指定する。
mixed $subset 'default' trueであれば、使用した文字のみを埋め込む。(stores only the information related to the used characters) falseであれば、フォントを全て埋め込む。 'default'であれば、setFontSubsetting()の設定に従う。 このオプションは、TrueTypeUnicodeフォントで有効。 もし、ドキュメントの変更を許可するなら、このパラメータはfalseを指定すること。 フォントを埋め込まない場合、このPDFを受け取る側にもフォントファイルが必要。 埋め込んだフォントのサイズだけ、PDFファイルのサイズも増加する。
関連